夏鳥のキビタキが立ち寄ってくれました!
東南アジアなどで越冬して、繁殖のために日本へも渡ってくるキビタキ。繁殖地への移動途中に市街地の公園などにも立ち寄ってくれることがあります。
今年は4月中から郊外の低山ハイキングで艶やかなさえずりを楽しんでいましたが、この数日は、いつものお池にも立ち寄って休憩してくれているようです♪
キビタキはスズメほどの大きさの鳥さんです。写真で見ると黄色と黒のクッキリした色合いなので目立ちそうな印象ですが、実際は葉が繁った梢にいることが多いので、聞いたことがないような美しい鳥の声が聞こえると思って首が痛くなるほど見上げて探しても中々見つかりません。
キビタキの探し方
私の探し方は、まずは声を頼りにどの木にいるのが当たりをつけます。意外と移動しながらさえずる鳥なので、当たりをつけた木の下で視野を広くして見上げていると鳥の動く影が見えるので、それを目で追って確認します。ようやく見つけてみると、こんなに色鮮やかなのに、どうして見えなかったんだろうと思うほどです。
ずっと見上げているのは疲れるので、林道や高台から広葉樹を見下ろせるような場所でさえずっていれば、低い目線の位置で観察できるチャンスです。
なお、色鮮やかできれいな声でさえずるのはオスだけで、メスはウグイスのような地味な色合いでさえずりません。この時期はオスの近くにメスもいることがたまにあります。また巣立ったばかりの若鳥もメスと同じ色で、オスは成鳥になるに従って黄色が鮮やかになっていきます。
キビタキのさえずり
リズム感のあるバリエーションに富んだ鳴き方で言葉で表すのは難しいですが、とにかく美声です。都市公園でこのさえずりが聞こえたら、必ず、あれは何の鳥!?となると思います。同時期に聞こえる美声の持ち主にオオルリがいますが、キビタキのさえずりは途中に「ホッピピピ、ホッピピピピ」という部分が入ることで私は聞き分けています。
また、キビタキは物まね上手で、先日長瀞アルプスに登った時には、コジュケイの鳴きまねをしていました。他にも5月の上高地で蝉のツクツクボウシの鳴きまねをしている音声を聞かせてもらったことがありますが、5月なのでツクツクボウシではないことが判断がつく位そっくりでした。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sazanamicojuk/20231120/20231120163943_120.jpg)
詳しい解説は日本野鳥の会のサイトをcheck ↓
本日出会えた鳥さんたち
キビタキ (明るい広葉樹の梢)
アオゲラ (松の木の幹)
コゲラ (クヌギ?の木の幹)
エナガ団子
カイツブリのヒナ
いつものメンバー: アオサギ、ゴイサギ、コサギ、カワウ、カルガモ、ムクドリ、ヒヨドリなど
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。( )いた場所★記載がない鳥はあちこちで目撃
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sazanamicojuk/20231120/20231120163943_120.jpg)
探鳥場所:いつものお池(都市公園の雑木林と池周辺)
時間帯:午前中
天気:風が爽やかな初夏の陽気
(おまけ)
少し前から午前中になると、窓の外から口笛のような透き通るさえずりが聞こえてきて姿を探していましたが、ビルの屋上にとまっているのをついに発見!
予想通りイソヒヨドリでした。イソヒヨドリを地元で見たのは、今年の真冬が初めて。数回見かけたけど、その後姿を消していたのですが、まだ付近にいたようです。ちーさく写った写真を初さえずり確認の記録に置かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。野鳥観察の参考になればうれしいです。
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