植え込みの影におチビちゅんの兄弟
鳥界ではベビーラッシュのシーズン到来。いつものお池ではエナガに続き、カイツブリ、アオサギ、ハシボソガラス、シジュウカラなどの巣立ちヒナが元気な様子を見せてくれています。
そんな中、今年もスズメの巣立ち雛に会うことができました。まだくちばしが黄色くてかなり小さそう。2羽の兄弟でした。ウトウトしたり、羽繕いやスサーをしたり。もう説明不要のかわいさなので、写真のみでいかせていただきます!
スズメのヒナのこと
その前に、ヒナが2羽の兄弟だったのが少ない感じがしたので、ちょっと調べてみました。
スズメは1週間ほどかけて5~6個の卵を産み、抱卵に約2週間、子育てに約2週間、巣立った後も10日ほどは親が面倒を見るそうです。巣立ち雛の数を調査した研究によると「巣立ち後の平均ヒナ数は、商業地で1.41羽、住宅地で1.81羽、農村では2.13羽」との調査結果があり、巣立ち後のヒナは2羽前後のもよう。(こちらを参考: 子雀ウォッチ | バードリサーチ / Bird Research)
ちなみにヒナが巣立った後、再び繁殖する場合もあり、3~9月の繁殖期にかけて年1~3回の繁殖が行われるそうです。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sazanamicojuk/20231120/20231120163943_120.jpg)
なお調べている時に、日本野鳥の会で「野鳥の子育て応援キャンペーン」がこの時期行われているのを見つけたので、リンクを貼らせていただきます。
地面にヒナが落ちていたりすると心配で手を差し伸べたくなりますが、逆にそのためにヒナが親鳥と引き離されてしまうこともあるため、遠くからそっと見守るのが良いそうです。これは野鳥だけでなく、他の野生動物にも当てはまりそうですね。
ということで、ヒナちゃんの写真をどうぞ
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sazanamicojuk/20231120/20231120163943_120.jpg)
以上でございます…。ふぅ
ちなみにヒナちゃん撮影時のマイルールはこちら ↓
- 親鳥が慌てた様子でないか周囲に目を配る
- ヒナが怖がっていないか、リラックスできているか
- 至近まで近寄れてもぐっとこらえて離れて撮影
- 人だかりができてしまいそうな時はあきらめる
- 手早く撮影して、粘らない
本日出会えた鳥さんたち
おチビちゅん (道路脇の植え込み)
オオヨシキリ👂 (葦原)
ホトトギス👂 (遠くの方)
シジュウカラのヒナ
カイツブリのヒナ
いつものメンバー: アオサギ、ゴイサギ、コサギ、カワウ、カルガモ、ムクドリ、ヒヨドリなど
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。( )いた場所★記載がない鳥はあちこちにいました
探鳥場所:いつものお池(都市公園の雑木林と池周辺)
時間帯:午後
天気:蒸し暑い!夏の気配
最後までお読みいただきありがとうございます。野鳥観察の参考になればうれしいです。
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