ことあるごとに登りにいく東京近郊にある里山で鳥探しをしてきました。沢沿いに杉木立が続く林道を抜けると明るい広葉樹の山に入り、山を下ると里と川が広がる。そんな環境のフィールドです。以後「いつものお山」と呼ぶことにします!
夏鳥到着~
杉木立の薄暗い林道を登り始めると、早速キビタキのさえずりが聞こえてきました。今シーズン初キビ♪ 鮮やかな山吹色が見えて初夏の訪れを実感。
新緑がまぶしい木の枝先でシジュウカラのつがいが求愛給餌(オスがメスに餌をプレゼントする行動)をしているのを眺めていたら、あれ?違うコもいる?キビタキかオオルリの女の子みたい。いらっしゃいませー。
男の子も見たいなぁと思った矢先に近くで発見!オオルリ!さっきの女の子はたぶんオオルリのメスさんですね。ちょっと高い位置なので首は疲れましたが、しばらくの間あちこちの枝に飛び移りながら美しいさえずりを聞かせてくれて、多彩なバリエーションの鳴き声を堪能。
詳しい解説は日本野鳥の会のサイトをcheck ↓
え!?マヒワ…?
遊んでくれたオオルリくんと別れ先に進むと、沢に降りていた鳥たちがバッと近くの木に飛び上がりました。カワラヒワかな?ちょっとちがうかも…。斑点があるからアオジ?どちらも山の中ではあまり見ないけど?と考えながら双眼鏡で確認すると、まさかのマヒワさん!!!
マヒワは冬鳥として平地の山林にもやってくる鳥さんで、少し標高が高い埼玉県県民の森で1回見たことがあるだけなのに、なぜ冬鳥が帰ったいつものお山にいるの?
何とか証拠写真を撮り、家で確認したら尾羽の先端がM型だしやっぱりマヒワっぽい。実際見た感覚でも小さめで黄色が鮮やか、オスは頭が真っ黒、群れで一緒にいたことから、マヒワ認定としました。
詳しい解説は日本野鳥の会のサイトをcheck ↓
他にも色々。もう出たアイツも…
予想外の鳥さんの登場にホクホクしながら登っていると、聞き覚えのあるブブブブブゥーンという低音が脳裏から響いてきました。ハッとして見回すと、出た~スズメバチ!もう出ているのね…泣。スズメバチが苦手過ぎるので突破できず、引き返して別のルートを進んだら、ラッキーなことに杉の木をよじ登るキバシリさんが見れました。近くでニーニーしているヤマちゃんにも会えたし、こっちの道にして正解♪
その後、のどかな里の景色の中をてくてく下山していくと、ホオちゃんが大きなお口で元気にさえずっていました。初夏に木のてっぺんでさえずるホオジロの声はさわやかですね~♪
本日出会えた鳥さんたち
オオルリ(沢沿いの林道)
キビタキ(沢沿いの林道)
マヒワ(沢沿いの林道)
キバシリ(沢沿いの林道)
カケス(沢沿いの林道)
ヤブサメ👂(沢沿いの林道)
アオゲラ?👂(明るい広葉樹林)
ホオジロ(山周辺の里)
アオジ(山周辺の里)
ガビチョウ(山周辺の里)
いつものメンバー:コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ウグイス、ハクセキレイなど
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。( )いた場所★記載がない鳥はあちこちで目撃
探鳥場所:いつものお山(東京近郊の里山と林道)
時間帯:日中
天気:晴れ時々曇り。風なし。気温は高いけどさわやか。
最後までお読みいただきありがとうございます。野鳥観察の参考になればうれしいです。
こちらの記事もどうぞ ↓