
この夏は無気力の沼にはまっていました。夏山だけは逃してはなるまい!と気持ちを上げましたが、その他は最低限のことしか手につかない日々…。9月に入りやる気が出始めたところで、今度はPCがクラッシュ。物理的に何もできなくなっていましたが、ようやく新しいPCも手元に届き、滞っていた夏山2025の記録をまたつけていこうと思います。
今回は8月の頭に登った木曽駒ヶ岳の記録です。
バスタ新宿から高速バスで約3時間半。駒ヶ根ICでバスを乗り換えて約40分でロープウェイ駅にアクセスできる木曽駒ヶ岳は東京からの日帰りも可能ではありますが、やはり木曽駒の山小屋に泊まるか、駒ヶ根の街に前泊する方が満喫できるかと思います。
今回は駒ヶ根前泊で登った木曽駒ヶ岳について、8月初頭の平日の混雑状況や、ホテル最寄りのバス停からのアクセスやオンラインチケットのバス代差額精算方法などについての情報を含めてお伝えできればと思います
木曽駒ヶ岳はこんなところ ↓
登山歴はプロフィールをご参照→
記事の最後にデータをまとめています(記事中の情報は2025年8月時点のデータ)
木曽駒ヶ岳までの行き方

中央アルプスに位置し、アルプス入門の絶景登山で人気の木曽駒ヶ岳への東京方面からの行き方は、主に2通り。
- バスタ新宿から高速バスで駒ヶ根インターチェンジ下車
- 新宿から特急あずさで岡谷へ → JR飯田線に乗り換えて駒ヶ根駅下車
どちらの場合も、路線バスに乗り継ぎ40~50分ほどでロープウェイ駅があるしらび平へ。そこからロープウェイで7分半の空中散歩を楽しみ、登山口がある千畳敷駅に到着します。
アクセス方法はこちらのサイトに詳しく載っていますので、ご参照ください ↓
https://www.chuo-alps.com/access/

駒ヶ根市内で前泊
バスタ新宿から乗車
新宿からの高速バスは、その昔、新宿西口のヨドバシカメラ前に乗り場があった時以来。今回が初のバスタ新宿利用です。JR新宿駅の新南改札直結で便利ですね。
エスカレーターでバスタ4Fに上がると朝6時半なのに大混雑。半分以上が外国人か?という状況でした。今ってこんなことになってるんだ…と圧倒されつつ、電光掲示板に並ぶたくさんのバスの中から乗車予定のバスのゲートを確認。事前に発券したWEBチケットのQRコードをゲートの係員に提示して無事に乗車完了。荷物は18Lの小さいリュックなので、車内に持ち込み荷物棚に乗せることができました。
電車と違い走行中の荷物の出し入れが難しいので、
- 水とお菓子
- 常備薬やリップクリームなど
- 大切なカメラ
などはエコバッグに入れて手元に置きました。
駒ヶ根IC (女体入口) 到着
サービスエリアで1回の休憩を挟み、駒ヶ根ICに到着。事故渋滞で多少遅れましたが、乗り換えなしで運んでもらえるのは気楽でなかなかよい。次に行くことがあれば、また高速バスにします。
降車後、バス停脇からつながる歩道を通り、駒ヶ根市街の道路に合流したところに駒ヶ岳ロープウェイ線のバス停があります。ロープウェイ駅があるしらび平方面は道路を渡った向かい側。

今回は駒ヶ根市内に前泊するので、しらび平へのバスに乗るのは翌朝です。早朝便だったのでまだ朝の10時台。初日はこのまま市内をお散歩してからホテルにチェックインしました。

翌朝: ホテル出発からロープウェイ駅まで
駒ヶ根プレモントホテルに宿泊
駒ヶ根には温泉旅館もありますが、登山の前泊で費用を抑えたい場合は、駒ヶ根プレモントホテルかホテルルートイン駒ヶ根インターの2つのビジネスホテルが選択肢に入るのではないでしょうか。
私はよりリーズナブルなプレモントホテルに宿泊しました。大浴場付きの宿に泊まることが多く、久しぶりのユニットバスが手狭だったほかは快適でした。もう一方のルートインも道路を挟んで斜め向かいにあります。
最寄りのバス停は「文化会館北」
今回は、駒ヶ岳ロープウェイと路線バスがセットになったオンラインチケットを事前購入済み。バスの乗車・降車が同じバス停の設定しかなく、最寄りのバス停もよくわからないので、女体入口の往復にしました。
ホテルから女体入口バス停は徒歩約20分なので準備運動のつもりでしたが、初日の散策の後てくてく歩いてホテルに帰る途中、猿軍団に威嚇されまして…。道路脇で何か食べていたので、わざわざ反対岸に渡って目を合わさないようにしていたのに、駆け寄ってきてシャーっとされたんですよ。

加えてホテルから女体入口は予想外の上り坂。朝っぱらから猿の襲来に怯えつつ坂道を20分も登るなんて無理。仕方なくオンラインチケットを一旦キャンセルして駒ヶ根駅からの往復で買い直そうかと調べていたら、ホテルから6分の場所にバス停を発見。近くにはコンビニもある!さらに調べを進めると、どうやらバスの差額は現金で清算してもらえるらしい。
とりあえずオンラインチケットはそのままにして、行きは最寄りの文化会館北バス停から乗車し、ダメもとで差額を清算をお願いしてみることにしました。以下Tipsに手順をまとめています。
駒ヶ岳ロープウェイオンラインチケットで、乗車・降車バス停が異なる場合
例: 文化会館北バス停から乗車し、帰りは女体入口で降車する場合
【バスの乗り方】
① 乗車・降車で区間が短い方の往復でオンラインチケットを購入。今回の場合: 「出発/到着地点」の項目で、女体入口を選択
② 当日バスに乗る際、忘れずに整理券をもらっておく (バスは後ろドアから乗車、後払い方式)
③ しらび平でバスを降りる際に整理券とオンラインチケットを提示し、「女体入口の往復で買っているので、文化会館北バス停から乗車分の差額清算をお願いしたい」旨を伝えると、運転手さんが電卓を取り出して計算してくれるので、差額分を現金で支払う
【注意点】
★ 超過分の差額精算はできますが、途中下車した分の払い戻しは不可。例えば、文化会館北の出発/到着で購入し、復路は手前の女体入口で降りる場合、女体入口~文化会館北の間の運賃の払い戻しはNG
★ 以下リンクの「利用方法」の下の方に注意事項として記載があります。厳密には文化会館北バス停は選択できますが、出発/到着が異なる場合の販売がないためか清算していただけました
オンラインチケットの詳細はこちらをご確認ください ↓
https://www.chuo-alps.com/lp/buyticket/

行きは始発の駒ヶ根駅から乗車→帰りは女体入口下車のニーズはあるはずなので、出発/到着で異なるバス停を選択できればいいのに…。システム的に難しいのかなぁ?
ホテルから文化会館北バス停への行き方
- ホテルを出たら左に曲がり、坂道を下る方向に少し進む
- 対岸にあるすき家の先の「上穂北」の信号を右折
- 左右が住宅街の道をそのまま真っすぐ5分ほどで、文化会館北バス停に到着
バス停の手前に早朝から開いているセブンイレブンがありました。駒ヶ岳登山の人の需要があるのかな?お昼ごはんを調達できてありがたい!
8月頭平日の混雑状況

ここからはバスとロープウェイの混雑状況について。利用したのは8月頭の平日。平日でも月・金は多少混むらしいので、火~木を狙いました。ちなみに大混雑が予想されるのは、夏休みの土日祝、お盆、紅葉シーズンで晴れ予報の日だそうです。
朝のバス
マイカー規制のため多くの人は菅の台バスセンターに駐車してバスに乗るようなので、かなり上流だし大丈夫だろうとホテル最寄りの文化会館北バス停から乗車。他にもうお一人、ルートイン前泊で木曽駒登山される方がいらっしゃいました。
乗り込んだ始発バスは駒ヶ根駅からの乗客が少しいましたが、まだ席は余裕。その後、女体入口に着くとバス停にはかなりの人の列。高速バスは到着前なので、付近の駐車場利用の方かもしれません。この時点でほぼ満席。この先は立席が増え、菅の台は通過しました。

行きのロープウェイ
始発バスのため、バス1台分の乗客が並ぶだけで特段の混雑はなし。ただし、ロープウェイも1台で全員乗り込んだのでギュウギュウでした。
ここで問題が。晴れ予報だったのが下り坂に変わり、ホテルを出た時は晴れていたのに千畳敷駅はまさかの雨…。時折、霧雨から本降りになるので、千畳敷駅の建物内でしばらく待機することに。その間にも後続のロープウェイで次々に登山者が運ばれてきて、建物内は大混雑でした。
帰りのロープウェイ
観光客や地元の人は天気を確認して取りやめにしたのか、帰りの14時過ぎのロープウェイも混雑はありませんでした。

帰りのバス
定時のバスの前に、菅の台までの臨時便が出ました。女体入口は菅の台より先なので、定時の駒ヶ根駅行きのバスを待って乗りました。臨時便に乗る人が多く、駒ヶ根駅行きは割と空いていました。途中の乗客対応で女体入口バス停には少し遅れましたが、予定していた高速バスには余裕で乗り継げました。

長くなりましたが、その混雑ぶりが話題になる木曽駒登山のアクセスの参考になれば幸いです。次回は、霧の山行となった木曽駒登山の様子をお伝えします。
木曽駒ヶ岳標高2,956m
ルート: 千畳敷駅 → 乗越浄土 → 中岳で濃霧と強風により撤退 → 乗越浄土 → 剣ヶ池 → 千畳敷駅
木曽駒ヶ岳山頂までのコースタイム約4時間、標高差約344m
駒ヶ岳ロープウェイWEBサイト : https://www.chuo-alps.com/
アクセス : https://www.chuo-alps.com/access/
ハイウェイバスドットコム新宿~伊那・飯田線 : https://www.highwaybus.com/gp/reservation/rsvPlanList?lineId=130
駒ヶ根観光協会 : https://www.kankou-komagane.com/
最後までお読みいただきありがとうございます。山旅・鳥旅の参考になればうれしいです。
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