
2025年の夏山シーズン第一弾で訪れた白馬八方池の記録の3回目は、お試しで少しだけ唐松岳への登山道を登ってみた感想です。
コースタイム約7時間、標高差上り・下りとも950m、ルート長10.5km
唐松岳は、日本アルプス初心者でも挑戦できる人気の山で、一般的には山頂付近にある唐松岳頂上山荘で1泊、がんばれば早朝にリフト終着点にある八方池山荘を出発して日帰りも可能な山となっています
唐松岳への八方尾根を上の樺まで
事前にWEBサイトやSNS等で登山道の情報を収集し、上の樺と呼ばれる樹林帯を越えた辺りにまだ雪渓歩きが残っているとのことだったので、その手前までと計画しました。コースタイムでは往復で1時間と少しくらいの行程です。

唐松岳への登山道に足を踏み入れる

八方池を過ぎ、この唐松岳の道標から先は登山エリアに入ります。登山装備と登山届が必要となるため、準備を整えて挑みます。
登り始めから、今までとは異なる大きな岩が連なる急登が開始。ただ、この上りはすぐに終わり高台へ。雲の向こうに難所と名高い不帰ノ嶮(かえらずのけん)が姿を現し、思わず息をのんで見上げました。後ろを振り返れば美しい八方池が。




急斜面と高度感

高台からの眺めはぐんと高度感が上がり、左右の急斜面から続く山並みの光景が圧巻。やっぱりアルプスの景色のダイナミックさは格別です。この辺りにはマツムシソウがたくさん咲いていました。

下の樺へ
リフトを下りた時からすでに森林限界を越えていて、たまに低い樹木がある程度の開けた道が続いていましたが、ここから先は一旦樹林帯に入ります。


樹林帯にはダケカンバの巨木がたくさん。こんな風にウネウネ育つダケカンバは初めて見ました。
遮るもののない急斜面の景色から左右を樹木に守られることで、気持ち的にはグッと安心感が増しますが、よくよく見れば足元に茂る笹藪もまた急斜面。不思議な木々の光景に見とれてうっかり踏み外さないように注意しました。
滑りやすいトラバース
下の樺のダケカンバの巨木を過ぎると少し登りが始まりますが、左右にまたお花が咲き始めて楽しく進みました。



登り終わると崖のトラバースに出ます。片側が切れ落ちた崖で、横向きに傾斜がある登山道。足元は滑りやすい砂礫で道幅は狭く、つかまるものもないので緊張しました。落石も多そうなポイントのため、慎重に、かつ立ち止まらずに通過しました。

これは付近の別のポイントで撮ったものですが、足元は写真右半分のような滑りやすいザレた小石に所々崩れかけた大きな石が混ざる道でした。バランスを崩さないように注意。ちなみにピンクの小花は大好きなイブキジャコウソウ。
雪渓が出現



この辺りから斜面に多く残る雪渓の眺めがたびたび出現するようになり、空気もちょっとヒンヤリしてきたように感じます。雪渓をバックにした白いセリ科のお花の咲く様子が素敵でした。このセリ科のお花が好きなのですが、似たような種類が多くて名前が判別できず…。ミヤマトウキでいいのかな?

最後に一瞬だけガスが晴れ、青空とゼブラ模様の雪渓の光景が見れました。通りかかった登山者の方とおぉー見えたね!などと話している内にまた元のガスに覆われた白一色の壁に。
この景色を今回のゴールとすることにして、余裕を残して引き返すことに。
下りの下の樺付近から、霧の向こうに八方池の様子が眺められました。池の周りの喧騒もここまでは届かず、ひっそりと佇むブルーの池が幻想的で印象に残りました。

八方池からの下りは木道コース
急峻な崖や岩場のみぞおち辺りがキュっとなるような光景から、八方池まで戻ってくると、お昼過ぎ。朝よりも観光客の方が増えてにぎやかな雰囲気に。しばらく池のほとりのベンチに座り、おやつを食べながら白馬三山が見えないかと待ってみましたが、部分的にしか姿を見せてはくれず…。

まぁ雨も降らず、疲労もあまり感じずに元気に下ってこれたから今回は目標達成ということで、行きとは別の木道コースの方を通り、ウグイスのさえずりや蝶やお花に癒されながらのんびり下山しました。


久しぶりの登山のため八方池へのハイキングとしましたが、それだけだと登山としては物足りなさもあり、少し足を延ばして唐松岳をお試しできてよかったです。岩場やガレ場での体の使い方、標高が上がった時の体調チェック、高度感がある眺めへの慣れなど再確認することができ、よし!今年も登るぞー!とスイッチが入りました

下りのリフトから見た入道雲。夏らしい青空を見上げ、今年の夏山ではどんな景色に出会えるかなぁとワクワクしながら降りてきました。乗り物3本を乗り継ぎ白馬の街に着くとポツポツ雨が当たり始めましたが、結局それで終わり。運よく2日間とも雨に遭わずに楽しむことができました。

八方池標高2,060m
ルート: 八方池山荘 → 登山道コース → 八方池 → 木道コース → 八方池山荘
コースタイム約3時間、標高差約240m
白馬八方尾根WEBサイト : https://www.happo-one.jp/
アクセス : https://www.happo-one.jp/access/
アルピコバス長野-白馬特急バス : https://www.alpico.co.jp/traffic/express/nagano_hakuba/
白馬八方温泉: https://hakuba-happo-onsen.jp/
最後までお読みいただきありがとうございます。山旅・鳥旅の参考になればうれしいです。
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