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桜越しの雪山の眺望を求めて訪れた清里バードハイクの2日目は、地元で愛されるご当地山、初心者にも人気の飯盛山(めしもりやま)に登ってきました。
公共交通機関利用で行く飯盛山への3つのルートと、今回登った清里駅からの最短ルートの様子を、地元の方も太鼓判!大当たりだった山の眺めとともにお伝えします
飯盛山はこんなところ → 飯盛山コース | NPO法人清里観光振興会
※ 記事の最後にデータをまとめています(記事中の情報は2025年4月時点のデータ)
※ 登山歴はプロフィールをご参照→
清里までの行き方
新宿から特急あずさに乗り、小淵沢駅で小海線に乗り換えて清里へ。アクセスや小海線の乗り方については、初日の記事の方に詳しく記載しましたのでそちらをご参照くださいませ。
飯盛山へのルート
公共交通機関を利用し徒歩で行く場合、飯盛山への登山ルートは大きく3つあります。
※ ( )内は山と高原地図の標準コースタイム
1. 清里駅から平沢の集落を抜ける最短ルート(3:30h)
今回はこちらのピストンで行きました。序盤のアップダウンがあるロード歩きが長かったです。下りベースの行きは、桜が咲く集落と南アルプスを眺めて楽しめますが、帰りの上りが地味に長くて消耗。
2. 清里駅から宮司の滝を経由して平沢峠から登るルート(4:45h)
歩き始めは1と一緒で、途中で分岐します。滝があり楽しそうですが、こちらの方が長め。
一点、清里観光振興会のマップ(★)でマーク「G」から「C」に抜ける道は、山と高原地図では破線となっているので、ご注意ください。

3. 野辺山駅からロード歩きの後、平沢峠から登るルート(3:55h)
1以外は、すべて平沢峠から飯盛山に登るルート。清里側最短ルートは登山者が少なく、山頂手前で急に人が増えたので、多くの人は平沢峠から登るもよう。
野辺山駅からは、道沿いに広大な高原野菜の畑が広がるそう。下りに利用して、新鮮な野菜をお土産にする手も。
3'. JR最高地点までピクニックバスを利用し、野辺山ルートに合流(3:15h)
山と高原地図には載っていませんでしたが、清里観光振興会の地図によると、ピクニックバスでJR最高地点まで行き、途中で野辺山ルートに合流する方法もあるようです。ただしバスは期間限定運行。運行日とスケジュールが合えば、徒歩派の民にも助かりますね。
ピクニックバスの詳細はコチラ → https://kiyosato.gr.jp/picnic-bus/

トイレ・コンビニ情報
清里駅を出たスロープの下にトイレとコンビニがあります。平沢峠の駐車場のトイレは冬期休業中とのこと。
なお、1のルート上、平沢の集落にある研修センターの敷地にトイレらしき建物がありました。Yamapにも、持参した山と高原地図2024年版(昨年版なので情報が古い可能性も…)にも記載がなくスルーしましたが、帰宅後、清里観光振興会のマップにこのトイレの表示を発見。観光振興会の地図に載っているからには、利用OKなのでしょう。遠目にはキレイそうでした。

こちらの清里観光振興会のマップで、中央下辺りの「平沢研修センター」のトイレ(※冬期休業があるかは不明)→ https://kiyosato.gr.jp/trekking-course-j/
GWまでは冬期
清里ではGW前までは道路やトイレ、お店や自販機まで冬期休業中のところがありました。GW以降、ピクニックバスの運行日に合わせて出かける方が効率よく回れそうですね。
服装は桜の咲く頃が目安。晴れれば日中は暑いけど、曇りや朝晩、風が吹けば寒いという感じです。調節が効く服装や、念のためネックウォーマーなどがあれば安心。

清里駅からの最短ルートの様子
ここからは実際歩いた様子のレポートです。
長いロード歩き
駅を出たら左方向へ。しばらく進み国道を渡り、丘を巻く下り坂に入ります。ここまでが特に表示もなく多少わかりにくかったので、Yamapなどで確認しつつ進むと間違いないと思います。
坂を下り渓流が流れる橋を渡ると、上記1と2のルートの分岐となります。今回は右へ。登り返すと平沢の集落が見えてきます。集落は、右手に南アルプスの眺めが広がるのどかな雰囲気。前述した研修センターのトイレもここにあります。

地図に沿って進むと「飯盛山登山口最短コース」の看板が現れます。ようやく出てきた飯盛山の文字に一安心。矢印方向に左に登り、少し先に「飯盛山」の標識。トラックのコンテナが目印です。


ここからは土の登山道。舗装路歩き、長かった…。振り返って左方向を見ると、集落越しに見事な八ヶ岳の眺望が。

登山道は整備されて歩きやすい
民家の脇を進み、本格的な上りが開始。とはいえ道幅も広く、間隔を置いて整備された階段が続く歩きやすい道。4月下旬はまだ新緑が芽吹いておらず、光が差す明るい落葉樹の林にはチヨチヨビー♪のセンダイムシクイの声が響いていました。

眺望はなく、鳥のさえずりを楽しみに登っていくと東屋に出ます。ここまでは樹林帯で風も通らず、4月でも少し蒸し暑く感じました。


この後、鉄柵を越えて尾根に入ると風が通り始め、ところどころで山の眺望が抜ける楽しい道に。ただし段差は前半よりも大きめになり、次第に疲労が。

そろそろかと思い始めた頃、はげ山状態の茶色いお山が出現。うむ…まだ結構遠い。。進む方向よりだいぶ右にそれて見えるから、あれは隣のピークで、飯盛山はもうすぐかも?と願いつつ1段1段登っていくと急に視界が開け、やっぱりアレが飯盛山。まだあんなに?とがっかりしたものの、最後のひと登りは意外とあっさり進み、無事コースタイム通りに登頂~!!

山頂のスペースは狭め

遮るものがない山頂は眺望抜群。富士山パッカーン(TOPの写真)からの南アルプス。近くの金峰山から、遠く木曽駒、妙高方面?まで360度の見渡す限りの大パノラマ。八ヶ岳が大きくてカッコよかった。

山頂には腰掛けられる丸太がいくつかありますが、スペースは狭めで爆風なので、景色を堪能したら一旦階段を降り、下の広場で休憩。


下りも同じルートであっさり下山。ただし登山口から清里駅までのロード歩きが炎天下で太陽ギラギラ、上りが多くて消耗しました。ここで一番水を飲んだかも。日傘を持っていって大正解でした。

見えた鳥・聞こえた鳥
センダイムシクイ👂 (樹林帯)
カケス (山頂・尾根)
ジョウビタキ (集落)
ホオジロ (集落)
ムクドリ (集落)
コガラ、エナガ、シジュウカラ
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。( )いた場所★記載がない鳥はあちこちで目撃
飯盛山標高1,643m
ルート: 清里駅 → 飯盛山登山口 → 飯盛山 → 清里駅 (ピストン)
コースタイム約4:17、距離約9.8km、標高差約622m (Yamap実績値)
清里観光振興会飯盛山マップ: https://kiyosato.gr.jp/trekking-course-j/
ピクニックバス: https://kiyosato.gr.jp/picnic-bus/
最後までお読みいただきありがとうございます。山旅・鳥旅の参考になればうれしいです。
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