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鳥を見ながら山に登る

【山日記】高尾山の新たな一面!裏高尾プチ歴史散歩と、いろはの森(2025年2月)

高尾山の隠れルート(?)、いろはの森コース。4号路を歩く時に気になっていたものの、高尾駅から小仏への本数が少ないバスに乗る必要があり、これまで行く機会がありませんでした。

そこで今年初の高尾山はいろはの森にしてみようかとNAVITIMEで時刻検索したら、1つだけ安い行き方が。それが、高尾駅から最寄りの日影バス停まで歩くルートでした。せかせか設定で43分、Googleマップだと55分。あのバスは混むイメージだし、バス代も節約したい。じゃあ、トレーニングを兼ねて歩いてみようかということに。

実際歩いてみたら、意外にも歴史探訪のような楽しいお散歩になりました。今回は歴史好きの心をくすぐる旧街道歩きと、いろはの森コースの感想です。

高尾駅から旧甲州街道をたどるプチ歴史散歩

まずは一言堂さんでお買い物

レトロな風情が漂うJR高尾駅北口は、昭和2年完成の寺社風木造駅舎で「関東の駅百選」に選ばれているそうです。

高尾駅舎 / 一言堂

その北口改札隣にある一言堂さんの手作りのおにぎりやパンは、高尾駅に来た時のお楽しみで、今回もいくつか買い込みました。

一番人気のきなこクリームパンの天狗印がかわいい
一言堂さんは改札内にも売り場あり。1番線ホームの端っこです
 
新旧甲州街道をたどります

駅左手にロータリーがあり、小仏行きのバス停はこちら。今日は歩くので直進し、ファミリーマートの角で左折。車が往来する広い通りは、甲州街道。新宿駅南口前の大通りが甲州街道でしたよね。

しばらく進み、中央本線の高架をくぐり1つ目の信号を右の道に入ると、道幅がずいぶん細くなります。実はこの道、旧甲州街道。東海道や中山道と並ぶ江戸時代の主要な街道の1つです。小仏に向かうバス通りが、そんな由緒ある街道だったとは。

高尾駒木野庭園

車に気を配りながら歩いていくと、大きな病院と隣に和風庭園がありました。カフェもある庭園は入場無料なのでお邪魔してみると、元は病院長の邸宅で戦前の建築という立派な日本家屋が建ってました。この辺りは駒木野宿という旧宿場町で、それが名前の由来だそうです。

小仏関跡

庭園を出て進むと、次にあったのは小仏関跡。関所といえば現在の入国管理や税関のような施設で、江戸時代の主要な関所は、箱根など全国でも35ヶ所程度。その内の1つがここ小仏。渋滞の名所としての認識しかなかった小仏が、歴史的に重要な場所だったと初めて知りました。

看板には「入鉄砲に出女」の文字。教科書に出てきましたね
梅の頃がオススメ?

単にバス代節約で歩くことにした道が、こんな歴史の道だとは。この辺りは梅の里で、道路脇の梅の花がほころび始めていました。この街道歩きは、早春の時期が良さそうですね。道沿いには昔ながらの立派なお宅や、あんこの和菓子屋さん、手作りのお豆腐屋さんに自家焙煎のコーヒー店などがぽつぽつあり、予想外の観光気分。

 

GW~秋はカンカン照りで暑くて苦行となりそう。その時期はおとなしくバスに乗ります…
 

緩やかに蛇行する旧街道を昔の人のように自分の足で歩いていると、周囲の斜面からガサガサ音と獣の声が。イノシシ!?と思って見回すと、サルの群れでした。昔の人もサルを横目に歩いたのでしょうか?道端にコジュケイもいましたが、彼らは外来種なので江戸時代の人は見なかったはず(1920年頃に放鳥されたとか)。

そろそろ前方に見えてきたのは、高尾山中を貫く圏央道の橋。江戸時代の道の上にかかる圧倒的に無機質な現代の建造物を過ぎたら、あとひと頑張りです。

 

あちこちで足を止めながら歩いたので、結局70分かかって日影バス停に到着
 
旧甲州街道は諏訪大社まで続く

なおバスは数駅先の小仏駅が終点ですが、旧甲州街道は小仏峠への登山道を経てさらに続くそうです。

終着地は下諏訪。諏訪大社下社の近くで中山道と合流して終わりますが、なんとその場所、数年前に歩いたことがありました!昔の人は自らの足だけであんな遠くまで移動していたなんて。1時間程度のウォーキングで小さく達成感を感じていた自分がなんとちっぽけなことか…。

旧街道や宿場が面白くなったのは、YouTube スーツ旅行チャンネルの「中山道の旅」を見て以来。名作です
 

いろはの森コース

最寄りは日影バス停

ここでようやくメインの登山がスタート。バス通りを道なりに登っていくと、左側に橋を渡って入る道があります。左右は駐車場で、平日でも結構車が止まっていました。

奥に進むとキャンプ場があり、その脇にいろはの森コースの登山口があります。キャンプ場管理棟の隣にきれいな洋式水洗トイレと、ベンチの広場もありました。

いろはの森には、「いろはにほへと…」の48文字から始まる樹木が植わっているそうで、樹木名と和歌の立て札が設置されています。

日影・いろはの森はクマの目撃情報があるので、熊鈴を忘れずに
 
ラインナップが気になる鳥看板

登山口に日影沢で見られる動植物の看板がありましたが、これが妙に気になるチョイス。あまたいる鳥の中で厳選した6種が、なぜこの鳥たち?と引っかかってしまって…笑

  • ツバメ
  • クロツグミ
  • オオルリ
  • センダイムシクイ
  • ツグミ
  • サシバ

誰もが知る街鳥代表のツバメと、鳥マニアでもなければ聞いたこともないであろうサシバが同じレベルで混在…。ツバメは別にここで見なくても。

そして、スター格オオルリの隣にいるのは、渋キャラおチヨさん(センダイムシクイ)。見つけにくいし、鳴いてなければほぼ判別できない地味鳥ムシクイをここに入れ込むセンス。

さらに言わせてもらえば、クロツグミとツグミ。なぜ6種中2種もツグミ?ツグミ率33%。アカゲラとかカケスとか、他にも選択肢があるような?

もしかして左列が一般向け、右列はマニア向けのラインナップなのか?

と、首をかしげつつも、クロツグミがさえずる中をハイキングするのは楽しそうなので、5月頃に再訪してみようかなという気に…笑
 
静かで穏やかな森。傾斜はきつめ

登り始めが11時と遅く、入り口付近では下山してきた方と数人すれ違いましたがその後は4号路に合流するまで誰とも会いませんでした。高尾山らしい多様な針葉樹と落葉樹が混ざり合う静かな森。確認できた鳥はマヒワの他はいつものメンバーでしたが、鳥の気配は濃かったです。道幅広めで人が少ないので、野鳥観察はしやすそう♪

高尾山の他のルートに比べると傾斜は若干きつめ。整備されていますが階段が続きます。登山に慣れない方はヘトヘトになるかもしれないので、3・4号路で慣れてからの方が安心かもしれません
 

途中いくつか新しめのベンチがあるのもうれしいポイント。誰もいない木漏れ日のベンチでのコーヒータイムは至福の時間でした。

鳥を探しながらゆっくり登り、4号路との分岐に到着。すぐにまたある分岐は「いろはの森」方面に進み、最後の階段を登り終えれば1号路に合流します。

4号路に合流 / 最後の階段地獄

山頂直下でトイレ休憩後、この日は山頂をスルーして6号路への坂を下り、途中で右に入る5号巻道を経由して稲荷山コースから下山しました。

何度も歩き慣れた高尾山のまた新たな一面を発見でき、満足の1日となりました。

稲荷山コースで会ったエナガとメジロ。心なしか春の気配

本日出会えた鳥さんたち

ホオジロ (旧甲州街道河川敷)
アオジ (旧甲州街道河川敷)
コジュケイ (畑の道端)
ニホンザル (集落の裏山斜面)
カケス👂 (日影沢)
シロハラ (いろはの森の落ち葉の斜面)
マヒワ (いろはの森の針葉樹)
いつものメンバー: ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラなど
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。(  )いた場所★記載がない鳥はあちこちにいました

Trail Data

高尾山標高599m
ルート: JR高尾駅 → 日影 → いろはの森コース → 稲荷山コース → 京王線高尾山口駅
登山のみ: タイム4:00、距離5.7km、のぼり453m、くだり492m (Yamap実績値)

いろはの森コース案内(高尾山マガジン)
https://mttakaomagazine.com/trails/iroha

最後までお読みいただきありがとうございます。山登りの参考になればうれしいです。

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