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【山旅・鳥旅】夏直前、雪渓が残る立山遠征 (2024年7月) | 野鳥編

7月半ばに2日間の行程で訪れた立山遠征で出会った野鳥の記録。観察ポイントや事前の情報収集等についてまとめています。
初日の天狗平ハイクでの野鳥記録はDay 1の記事をご参照くださいませ  ↓

3373cojuk.hatenablog.com

はじめまして!ライチョウさん

ライチョウに会える場所として有名な立山。昨年、同じくライチョウ遭遇率が高いと言われる乗鞍岳で、しかも3日も予定を組んで行ったのに空振りに終わったため、今回も期待しすぎないように、でも会いたい!と念じながら出かけました。

その熱い気持ちが通じたのか、今回は会うことができました~!しかもかなりの至近距離。

初対面の瞬間!!! 後ろにもう1羽います
なお、写真は望遠レンズで撮影し、トリミングして使用しています
 

初めて見るライチョウさんは、想像よりも大きい感じがしました。じっとしているようでいて、歩くと結構早足で、段差をトンッと飛び降りたり、苔の上を上手にバランスを取りながら歩いていったり。小声でクゥクゥ鳴いているのも可愛すぎて悶絶…。

お食事中。お口から葉っぱが出てますよ。笑

写真をよく見ると、目の上の赤い部分が写っているものが1枚ありました。この赤い部分は「肉冠」といって、オスだけでなくメスにもあり、オスの肉冠は繁殖期の縄張り争いなど興奮した時に大きく広げることができるのだそうです。

ライチョウに近づき過ぎた時もストレスがかかって肉冠が広がるそうで、赤が目立つ時は離れた方がよいとのこと。

目の上にうっすら赤い色が見えます

訪れた7月半ばは換羽の途中のようで、お腹辺りにまだ白い羽毛が残っていました。丸太の上で羽繕いを始めたので観察していると、エンジェルポーズを披露!翼の内側はまだ結構白いんですね。

最初は少し距離を取りしゃがんで眺めていたんですが、食べたい草があったのかライチョウさんの方からこちらに近づいてきたので、そのまま動かずに観察させてもらいました。ヒナを連れている場合にはより敏感になるので、あまり長居しない方がよさそうですね。

そう頭では思っても、目の前にいる憧れの鳥さんを横目になかなか立ち去り難い。登山と同じで冷静さを心のどこかに置いておくのが大切なんですよね…。これがむずかしい! 
ライチョウさん色々
ブルブルッ / この時期、足は薄毛
正面顔と後ろ姿

一番のお気に入り♪まん丸ライちゃん
ライチョウ情報を事前にチェック!

室堂ターミナル隣の「立山自然保護センター」のWebサイトに直近2日間のライチョウ目撃情報がアップされるので、よく目撃されるポイントをチェックしておきました。観察マナーや生態についても詳しいので、事前に調べておくと勉強になります。

raicho-mimamori.net

でも、目撃情報の場所で目を皿のようにして見回すも見つからず、結局別の場所で会えましたよ…。鳥さんとの出会いは運次第!
 

ちなみに、立山自然保護センターで雷鳥目撃報告をすると、ライチョウ観察記念シールがもらえます。館内は広く、ライチョウの生態についての展示や、世界のライチョウ大集合の実物大模型もありました。最大のライチョウは柴犬か!?というびっくりするような大きさ!悪天候時にも楽しめるのでオススメです。

予約不要の自然観察ツアーも面白そう。次回訪れた際、時間があれば参加してみたいなぁ。

 

なお、今回ライチョウさんに会った詳しい場所は伏せますが、室堂エリアです。2日間の行程中、会えたのは結局1回だけで、2羽で一緒にいるのと、近くでもう1羽の合計3羽でした。3羽ともメスだと思うのですが、自信はありません。。

肉冠くっきりの男の子や、砂浴びシーンなども見てみたいので、また季節を変えて訪れたい場所ができました!

カヤクグリさんは室堂平一帯に

昨年の乗鞍岳では遠くのハイマツの中などで引っ込み思案だったカヤクグリさんが、今回の立山では室堂一帯のあちこちで見かけました。繁殖期のためか、目立つ杭にとまってさえずっていたり、地面を歩き回って子育て用の餌を探していたり。

あまりにフツーに足元の地面をチョンチョン歩いているので、おばさまグループに「あら、スズメがいるわよ!こんな高いところにもいるのねー」と言われていました。笑 

今回、初めてカヤクグリのさえずりも聞けました♪ これといって特徴のないさえずり声ですが、そんな控えめなところもカヤクグリさんらしくて良き。グレーと茶色のシックな色合いに涼しげな目元のカヤクグリ、好きなんですよねー。

7月半ばに室堂中心で鳥探しする場合は、カヤクグリが一番会いやすい鳥かも。地面と同化しているので気づきにくいですが、目が慣れてくるとあちこちで見つかるのではないでしょうか。

登山中の岩場でイワヒバリさん

カヤクグリで思い出すのは、高山にいるよく似た小鳥のイワヒバリさん。

今回、イワヒバリには2日目の雄山登山の途中の岩場で会うことができました。一ノ越の手前の遊歩道の途中と、雄山中腹の三ノ越です。どちらも岩場付近の砂礫の斜面でした。名前に「イワ」が付くだけあって、岩場好き? 昨年の乗鞍では、畳平バスターミナル近くの地面にもいたので、たまたまかもしれません。

7月半ば、繁殖シーズンのイワヒバリは、前回の乗鞍で見た時よりも背中のまだら模様がくっきり鮮やかで美しかったです。10羽未満くらいのグループで行動していて、にぎやかな鳴き声がまず聞こえて存在に気づくという具合でした。

その他の鳥さん

2日目の朝5時に起きて、みくりが池のまわりを一周散歩した時、ミソサザイがいつもの元気なさえずりを周囲に響かせていました。冬場は地元の低山でも会えるミソサザイが、3,000m級の高山にもいるんですね!あのちっちゃいミソっちの適応力に驚きます。その他、メボソムシクイの声も聞こえました。

カラ類にはお目にかからず…

逆に1度も見かけなかったのはカラ類。低地でも山岳でも、大抵どこにでもいるカラ類ですが、昨年の乗鞍岳でも見かけなかったんですよね。

もしかしたら?と思うのは、森林限界との関係。山で見るカラ類は、針葉樹や落葉樹などの樹林帯で見かけることが多いですよね。森林限界を超えた立山や乗鞍岳は、ハイマツなどのせいぜい腰くらいの高さの低木と草花と砂礫という世界なので、カラ類が好む環境ではないのかもしれません。

 

所変われば鳥も変わる。高山でしか会えない鳥さんを手軽に観察できるのも、立山の魅力ですね!
 

急峻な山々に囲まれた立山ですが、室堂周辺は広く平らな地形でアップダウンも少なく、しっかりとした石畳の遊歩道が整備されているため、普段登山をされない方でもバードウォッチングを楽しむことができます。ただし石畳は濡れると滑りやすいので、ソールがしっかりした靴を履いていきましょう。

梅雨明けまでは所々に雪渓が残るので、気兼ねなくあちこち歩き回って野鳥観察やお花畑を楽しめるという点から、初めての立山は7月下旬から8月の夏山シーズンがオススメな気がします。

また富山側から上がってくる途中の美女平、弥陀ヶ原、天狗平でも鳥探しが楽しめ、特に美女平のブナ林は有名なバードウォッチングのスポットだそう。こちらもいつか訪れてみたいです!

立山で出会えた鳥さんたち

ライチョウ!!!😊 (室堂平)
イワヒバリ (一ノ越、雄山)
イワツバメ
カヤクグリ (天狗平、室堂平)
ホシガラス (天狗平)
ミソサザイ (天狗平、みくりが池)
メボソムシクイ👂
ウグイス👂 (天狗平)
キセキレイ (天狗平)
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。(  )いた場所★記載がない鳥はあちこちにいました

最後までお読みいただきありがとうございます。野鳥観察の参考になればうれしいです。

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