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【山旅・鳥旅】夏直前、雪渓が残る立山遠征 (2024年7月) | Day2 雄山登頂

立山遠征の2日目。みくりが池温泉に泊まった翌日は、雄山に登りました。

立山は雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰からなる山岳。雄山神社が構える立山の盟主雄山(3,003m)は、初級レベルでもチャレンジできる人気の山です。なお最も標高が高いのは隣の大汝山(3,015m)。

雄山登山で感じたポイント
  • 初級レベルといえども気楽な登山ではない
  • 今回は雪渓歩きがプラスされたので、難易度アップ
  • 雄山には積雪なし
  • 高山のため体への負担も考慮

以上のポイントを踏まえて初級者目線でお伝えしていきます。


朝食前にみくりが池を一周散策

相変わらず小雨まじりで朝日は拝めず…。朝食前に1週約50分のみくりが池一周散策路を歩いてみました。意外とガスは晴れていて、景色が楽しめました。

みくりが池 / 地獄谷

一旦宿に戻り、朝食とモーニングコーヒーをいただいてから出発。チェックアウト後も荷物を置いておけるので、必要な物のみアタックザックに詰めていきました。(※鍵付きロッカーではないので、荷物の紛失等については自己責任となります)

まずは一ノ越を目指します

立山玉殿の湧水

室堂ターミナル前の「立山玉殿の湧水」で水を汲んでからスタート。この湧水は立山トンネル開通により湧き出た天然水で、環境省の「名水百選」にも選定された美味しい水。これでコーヒーを煎れたら透き通った味がしそうです♪

一ノ越までは石畳の遊歩道なので一旦ここを目指し、雨・風の状況を見て雄山登頂を決める計画です。

雪渓越え、チェンスパ再び

最初は平坦な散歩道。立山室堂山荘を過ぎた辺りで最初の雪渓が登場。ここは平らで踏み跡も多く、底が抜けている場所の踏み抜きにだけ注意して余裕でクリア。

突き当たりの山の上の建物が目指す一ノ越

その後、少しアップダウンが始まり、今度は斜面の雪渓が。ちょうど逆側から渡ってきた方に状況を伺ってみたところ、登山靴なら大丈夫そうだけど、チェーンスパイクがあるのなら安心して歩けるとの情報をいただきました。

進むかどうかためらっていたので、情報交換、助かりました!
 

昨日の天狗平ハイクで、チェンスパでの雪上歩行を試しておいて正解でした。ゴムをびよーんと伸ばして装着するのには相変わらず手間取りまくりましたが、2番目の雪渓も落ち着いてクリア。雪が苦手なのでチェンスパ持ってきてよかった!

結局雪渓は全部で5つ。雪渓歩きは1歩ごと雪にスパイクをザクッと噛ませて歩くので普通に歩くのと比べて脚も疲れるし、おっかなびっくり集中して進むため気持ちもすり減ります。

また、石畳に戻ればチェンスパを脱ぎ、雪渓前でまた履くの繰り返しで、時間もかなりのロス。なお、最後の2つの雪渓はチェンスパなしでも大丈夫でした。

雪渓初心者は、いつも以上に時間に余裕をみて行動した方がよさそう。必死すぎて雪渓の写真は撮り忘れました。。 
最初の目的地、一ノ越に到着

雪渓をクリアしたら、一ノ越に向けての最後の登り。ずっと石畳の遊歩道で歩きやすくはあるのですが、埋め込まれたゴツゴツした石が足首の負担になるのと、雨で滑りやすいので注意が必要です。

途中、イワヒバリさんのグループが現れて小雨の中、賑やかに動き回り、和ませてもらいました。この辺りにはハクサンイチゲなどの高山植物も咲いていて、晴れていたらもっと楽しく登れたのにとちょっぴり残念…。今日はさながら修行のようです。

1羽だけ撮れたイワヒバリ / ハクサンイチゲは帰りに撮影

ようやく一ノ越に到着。結局、雪渓に阻まれて室堂からのコースタイム50分のところ、15分程オーバーしました。

私は上りが苦手、下りは普通、平坦な道で取り戻すタイプ。ここまでは平坦な道も多かったので、雪渓問題でかなり時間がかかった印象です
 

開けた休憩ポイントの一ノ越には、一の越山荘の他、ベンチや有料の公衆トイレがあります。雨が少し強まってきたのでここで一旦停滞。冷えないように注意しつつ、軽くおやつをつまんで様子見していると、雨が小降りになり空にもやや明るい気配が。元々風も強くなく、登山者が次々に雄山に登っていったため、注意して登り始めることにしました。

雄山は結構大変…

ルートは一方通行

雄山は上り・下りのルートが一方通行で分かれていますが、何度も近接するので、途中撤退も可能です。混雑時は渋滞することもあるそうですが、私が登ったのは夏休み前の平日で小雨のため、登山道は空いており自分のペースで登ることができて助かりました。

雄山への登り。赤い屋根の一の越山荘を見下ろす
初級レベル。でも初心者向けではない

登山道はガレた岩場の急坂。もろく崩れやすい岩で浮石もあるため、一歩ごとに手足の置き場を確かめつつ、段差を登ります。混雑時は落石にも注意!

前日に宿泊して多少は高所に慣れたはずでも息が切れやすく、とにかくマイペースを保ちゆっくり登ることを心掛けました。急斜面のすぐ脇では高度感も結構ありました。

亀の歩みで登っていると、三ノ越手前の辺りで少しガスが晴れてきました。振り返ると、山岳が連なるカッコイイ光景が勢いよく流れる雲の間から出現!峰々の奥で雲から顔を出しているのはもしかして富士山?間近に急峻な山岳が迫る様子は、昨年初アルプスとして登った乗鞍岳とは違った景色で圧倒されました。

途中一息つけるのは三ノ越だけ

中腹に「三ノ越」というポイントがあります。多少開けた場所なので、岩に腰をおろして一休み。ただ、今回は空いていたので座っていても邪魔にならない状況でしたが、ハイシーズンの混みあった登山道の場合、休憩は難しいのかもしれません。

三ノ越から見下ろす室堂平も絶景でした。ここから下りルートに入れるので、雄山山頂まで行くのが無理そうであれば、三ノ越までとするのもありかもしれません。

下りもガレ場のスリップに手こずるので、怪我をしないよう余力を残して計画しましょう!
 

三ノ越から見下ろす室堂平

ついに雄山登頂!

一息ついたので登山再開。しばらく登ると建物が見えてきました。ガイドブックで見る雄山神社は見当たらず、避難小屋のような建物。あそこが頂上?まさかまだ四ノ越?建物あるんだっけ?と混乱しながら、とにかく目指すものがあればがんばれる!と進んでいくと、思ったよりも早く建物までたどりつきました。

雄山神社峰本社

建物は雄山神社の社務所で、奥に峰本社が鎮座していました。やったー!山頂到着!このタイミングで雲がどんどん流れ、薄日が射し始めました。

中央付近、緑の平坦な土地が雲ノ平

久しぶりに顔をのぞかせた青空と広がる絶景が素晴らしすぎる。遙か遠くに憧れの雲ノ平も見えています。最後の秘境とも呼ばれる雲ノ平。いつかあそこにも!

山頂も空いていたので、ゆっくり腰をおろして景色を堪能した後、下山開始。元来た道をスリップに注意しながら下ります。行きと違い雨が降っていないので、だいぶ気が楽。最後に槍様を拝んで、名残惜しみつつ一ノ越まで下ってきました。

最後にまとめとウェアの備忘録を載せておきます。

  • 休みなく続く上りが辛い
  • ガレ場や岩場の歩き方に慣れていないと手こずる
  • 風や寒さの影響、高山での体調変化に気を配る
  • でも山頂からの景色は圧巻。登ってよかった!
  • 最高12℃最低5℃、小雨、風は気にならないコンディション
  • 一ノ越まではメリノ半袖T+フリース+レイン。雄山の上りに向けて一ノ越でフリースは脱ぐ。汗をかかない程度でちょうどよかった
  • 雨で濡れた手だけ冷えたので、今後は防水グローブを追加
  • 雪渓は登山靴+トレポで歩く人が多いけど、雪に不慣れなためチェーンスパイクはかなり助かった
  • アタックザックは正解。慣れない大きなリュックは岩場で邪魔に
Trail Data

雄山標高3,003m
ルート: みくりが池温泉 → 室堂 立山玉殿の湧水→ 一ノ越 → 雄山 → ピストン
標準コースタイム3:30、距離約6km、標高差553m (室堂~雄山間)
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立山・たてやま(富山県) | はじめての登山・トレッキングガイド【名鉄観光】

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