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鳥を見ながら山に登る

【山旅・鳥旅】夏直前、雪渓が残る立山遠征 (2024年7月) | Day1 天狗平ハイク

2024年夏山遠征第1弾にして今年のメインイベント、立山に行ってきました!

梅雨明け間近、まだ雪渓が残り、夏のお花畑は開花直前という時期、しかも小雨まじりのガスガス天気となりましたが、ゼブラ模様の山岳に雲が流れるカッコイイ光景に圧倒され、日本最高所の天然温泉も堪能。ついに憧れのあの鳥さんにも!

立山はこんなところ ↓

www.alpen-route.com

記事の最後にデータをまとめています。

立山までの行き方

日本を代表する人気の山岳観光地の立山黒部アルペンルートは、富山側の立山駅、または長野側の扇沢駅からアクセスします。ケーブルカーやロープウェー、バスなど各種乗り物を乗り継ぎ玄関口となる室堂ターミナルに降り立てば、3,000m級の山岳地帯の光景が広がります。

アクセス詳細はコチラ ↓ 
アルペンルートへのアクセス|立山黒部アルペンルート

なお、事前にWEBきっぷを購入すれば、現地でQRコードをかざして発券するだけでチケット売り場の行列に並ばなくて済みます。私は「早割」という割引切符を買って行きました。

WEBきっぷの詳細はコチラ ↓
WEBきっぷ|立山黒部アルペンルート


室堂手前の天狗平からスタート

行きは富山側からアクセス

体温超えの猛暑が続いた東京を早朝に出発し、北陸新幹線富山駅でローカル線の富山地方鉄道に乗り換え約1時間。立山黒部アルペンルートの出発点の立山駅に到着。数日前から続く雨で空はどんより。ガスで姿が見えない山に向けていよいよ出発です。

富山地鉄の乗り場は、JR富山駅を出た先の駅ビル内にあります。乗換時間が少なめだったので、事前にルートを調べておきました。またSuica・PASMOは使えないのでご注意ください (※WEBきっぷで電鉄富山発も購入できます) 

まずはケーブルカーで美女平へ。途中四角い石が転がる材木石という見どころで徐行すると、「材木石」の看板に並んでカモシカが立っていました。なぜわざわざそこに(笑 サービス精神旺盛なカモシカに和んでいると、すぐに美女平に着き、今度はバスに乗り換えます。

今回は室堂手前の「天狗平」バス停で下車し、約1時間のハイキングコースを歩いて室堂に入る計画。バスは室堂直通と、弥陀ヶ原や天狗平にも停まる各駅停車があるので、間違えないように注意して列に並びました。

天狗平到着

バスの車窓には称名滝や弥陀ヶ原の湿原、遠くの山並みやニッコウキスゲなどが次々に現れ、次第に気分が盛り上がります。45分程で天狗平に到着。

バスを降りたら、ちょうど雨・風が強まってきたので急いでレインウェアを着込んで準備を整えました。なお、天狗平山荘で有料のトイレを借りることができます。

小雨の中、ハイキングスタート

入り口の写真撮り忘れました。。こんな景色でした

遊歩道はバス停から道を渡り天狗平山荘脇から始まります。コース入り口に周辺案内図があり、最初は湿地の木道歩き。雨が降るなかウグイスのさえずりが出迎えてくれました。足元にはチングルマなどの高山植物が咲いていますが、雨なので花弁が痛んでいて残念。晴れていたら気持ちいいだろうなぁと思いながら少し進むと一旦車道に出て、さらに遊歩道が続きます。

チングルマとコイワカガミ / ナナカマド

この辺りにはベンチがあり、天狗平が見渡せて気持ちのいい景色。シーズンにはチングルマのお花畑が広がるそうです。お昼がまだだったので、ベンチに座って持っていたパンをつまみながら小休止していると、キセキレイの姿が見えました。

雨ハイクの時はレジャーシートを持って行くと、濡れたベンチでも座って休憩できますよ~。ちなみに半分にカットして軽量化しています 

天狗平から室堂への遊歩道はよく整備された石畳が続き、ほぼ平坦でとても歩きやすい道でした。道幅も広く、歩く人が少ないので鳥探しに最適。また、この辺りにはまだ背丈のある木が生えているため、鳥の種類も多い気がします。

石畳の遊歩道。振り返ってパチリ

少し行くと、今度は湿原一帯に響くミソサザイのさえずり。見回して探すと、遠くのお立ち台でノリノリでさえずるミソッチポーズの鳥のシルエットを発見。キセキレイもミソッチも馴染みの鳥さん。高山の大自然が何だか身近に感じられて、気持ちもリラックスしてきました。

ミソッチのお立ち台。飛び立った後だった

チビホシガラス!

フワリフワリと飛ぶホシガラスの姿も見え始め、高山エリアに足を踏み入れたことを実感。立ち止まって沢の流れを眺めていると、ホシガラスが飛んできて地面に降りました。家族なのか、数羽で聞き慣れない声で鳴いていました。

少し先には別のホシガラス。でも、鳴き声がなんだかたどたどしい…?もしかして?と双眼鏡で確認すると、やっぱり!ホシガラスのおチビさん!

おチビの正面顔。かわいい!!

観察していると親鳥も登場。ホシガラスが親鳥から餌をもらう貴重な瞬間を見ることができました!カラスの子供が餌をもらう時の「アワワワワ」という鳴き方をしていましたよ。ホシガラスもやっぱりカラスの仲間なんですね。チビガラスのアワワ鳴きが大好きです。

拡大!ドングリですよね?

帰宅後写真を確認したら、あげていたのはドングリのような実。今の時期、まだドングリは実っていないはず。ということは、もしかしてこれが貯食なのでしょうか!?

ホシガラスは冬の間と、早春からの子育てのために貯食をします。他の野鳥と比べ、まだ雪が残る早い時期に繁殖するため、この貯食が大切な栄養源になるそうです
 

手前が親、奥がお子ちゃま。まだクチバシが短いですね

「ずっとこっち見てるね…」と怪訝な様子

雪渓に道を阻まれる…

この道サイコー♪と足取り軽く歩いていると、いきなり雪渓が出現。といってもわずか数メートルなのですが、人が少なく足跡が掘れていないため滑りそうだし、片側は沢に落ち込む崖。逆側は踏み抜きそうで危険だし、植生保護のため遊歩道外には立ち入れません。

ここは用心して、練習も兼ね今回のために買ったチェーンスパイクを取り出しました。チェーンスパイクはゴムをびよーんと伸ばして靴底にはめるのですが、これが固くて無理…!あたふたしながら何とか装着し、雪に足を乗せてみると、安定感が段違い。おかげで安心して雪渓をクリアすることができました。

雪渓を見て引き返す人もいました。装備が不安な方は、梅雨明け後、本格的な夏になってから行かれた方が安心かもしれません 

短いけど左側がすぐ崖でコワイ

雪渓を越えると、このルートで唯一の急な階段がありました。ちなみにここまでは一本道。この階段脇に分岐ルートがありますが、現在は通行止めでした。

水浸しの階段を注意して上がると、砂礫の登山道に変わり、少し登ればほどなく室堂に到着です。山登りっぽいのはここだけです。

なお、今回は行きに室堂手前でバスを下車して登るコースですが、帰りがけに室堂から下る方法もあります。その場合、天狗平でバスに途中乗車するための事前予約が必要になるのでご注意ください!

ハイシーズンや時間帯によっては、希望のバスに乗車できない場合もあるそうです。帰路利用の場合は、余裕をもって計画した方が安全そうです…
 

歩いている間は止んでいた雨が、室堂に着くとまた強くなったので、早めに山小屋へ。この日は、日本最高所にある天然温泉「みくりが池温泉」に宿泊しました。山小屋の感想は、第4回の「植物・山小屋編」でお伝えする予定です!

みくりが池。右奥に見えるのが宿泊したみくりが池温泉

見えた鳥・聞こえた鳥

ウグイス👂 (天狗平)
カヤクグリ (天狗平)
キセキレイ (天狗平)
ホシガラス (天狗平)
ミソサザイ (天狗平)
メボソムシクイ👂 (天狗平)
カモシカ!! (材木石)
凡例: 😊はじめまして。👂聞こえた鳥。(  )いた場所★記載がない鳥はあちこちで目撃

Trail Data

室堂標高2,450m
ルート: 天狗平バス停 → 天狗平遊歩道 → 室堂ターミナル
コースタイム約50分、距離約1.6km、標高差約150m
モデルコース: https://www.alpen-route.com/model_course/
立山自然保護センター : https://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/
みくりが池温泉: http://www.mikuri.com/

最後までお読みいただきありがとうございます。山旅・鳥旅の参考になればうれしいです。

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